
そんなあなたに、ささやかな希望を送ろうと思う。
今日は恋愛で異性と上手く喋れないとか、あまりお付き合いしたことがないから自信がない、という方に向けてお届けします。
自信がなかったとしても、そのまま行ったらいいと思います。要は、ありのままでいいと。
つまり、最初に言っちゃうってことです。
例えば女性だったら「私は男の人とうまく喋れないんです」と。
言ってマイナスに受け取られる言葉なら、それは言わない方がいいと思うんですけど、(この場合は)マイナスになることはなくて、むしろホッとしますよ。
背伸びしなくていい
「そうなんだ、じゃあこっちもそんなに背伸びしなくていいんだ」と。
今の自分でそのまま勝負すればいいと思うんです。
私が20代の頃の話なんですけど、好きな子がいました。
その頃、女性とぜんぜん喋れなかったんです。まあ女性だけじゃなくて、人と喋れなかったんですけど(笑)
でも、すごく好きで。
ある日、(その彼女と)ドライブに行くことになったんです。
沈黙のデート
1時間くらい、彼女が隣に座って。でもぜんぜん無言なんですよ。
たまに彼女が「音楽なに聴くの」とか質問してきてくれても、一言返して、また無言になる、みたいな感じで(笑)
1時間後に、彼女が「あー疲れた」みたいな顔して車から降りて、「じゃあね」と。
その「じゃあね」っという言葉が、「あなたと会うことはもう二度とないと思う」っていうような感じだったんですね。
秒速で失恋
自分としても、こんなつまらない思いをさせちゃって、そして実は自分自身も無言に耐え切れなくて、もう会いたくないという思いがあって、「あぁ、終わったな…」と思ったんです。
ただ、彼女と会う前の日の夜に手紙を書いていたんです。
その手紙を書くときは、すっごいブルブルブルブル手が震えて(笑)
書き直しても、どうせまた震えるから、もうこのまま渡そうと。はっきり言って読めないし、メチャクチャな日本語でしたけど、もうこれでいいやと思ったんですよね。
字はメチャクチャだけど、自分の想いは乗ってるなと思ったから。
奇跡のラブレター
その手紙を渡したんです。ドライブの別れ際に。
そうしたら、2~3時間ぐらいして、彼女からメールが来たんです。
「手紙、読んだよ」と。
細かいところは忘れたんですけど、手紙の感想が書いてありました。
「読んだよ。あのさぁ〜わたし、感動した。だからまた逢いたい。」って。
彼女の心を動かしたもの
だから、テクニックとかじゃないんです。人の心を打つのは、そういうことじゃない。むしろ、赤裸々に自分をさらけ出した方がいいと(そのときに思ったんです)。
そんな背伸びしなくても良いじゃないですか、苦手なら苦手で。それを隠さずに、しっかり言うことが「誠実さ」だと思います。
そのままの自分で勝負してきてください。
〆DJヒロ