
こんにちは。DJヒロです。
コーチングで大事なことは、「それなら出来そう!」という実感を与えてあげること。
そうすれば、クライアントは自発的に行動するようになる。
では”実感”とは何か?
例えば高校生のときの話なんだけど、好きな人に告白できずに悩んでいた時期があったんだよね。
そのとき、クラスで一番地味でいじめられてたAという男がいてさ。ある日、Aが「〇〇ちゃんに告白した」みたいな話をしていたんだ。
そのとき思ったよ。
「コイツにできるなら、俺にもできんじゃねーの?」って。
↑これが”実感”。
後日、「俺もやってやる!」と意気込んで告白した。
クライアント本人の内なる実感こそ、成果につながる要因なのだ。
今日は、カウンセリングやコーチングで「俺が大切にしていること」をお話しします。
カウンセラーやコーチをしている方はぜひ見ていただけたら嬉しいです。
俺は良いダシ
コーチングをしても、結局クライアントが行動してくれないと意味がありません。
行動してもらうためには「あ、それなら私にも出来そう」だとクライアントに「実感」してもらう必要があります。
その実感を「いかに作り出せるか?」が勝負だと俺は思っています。
そのための方法は色々あるんですけど、俺が意識しているのは
と思ってもらうこと。
ぜひ俺を「ダシにして欲しい」と思っているんです。
先輩を「実感」で動かした話
俺が20歳ぐらいの頃の話ですが、先輩が「アルバイトしたいけど人間関係が苦手だから出来ない」と言っていたんです。
その先輩に、俺が「昔コンビニでアルバイトをしていた」という話をしたんですよ。
16~17歳くらいの頃にセブンイレブンでアルバイトをしていたんです。半年くらいでクビになったんですけど(笑)
その話をしたら、後日その先輩もアルバイトを始めたんですよね。
話を聞いてみたら、その先輩は「お前に出来るんだったら俺にも出来ると思ったから」と言ったんです。
その時はムカつきましたね(笑) 「こいつ馬鹿にしてんのか?」と。
恥さらしの美学
でもこの「お前に出来るんだったら俺にも出来ると思った」という感覚こそが、先述の「実感」なんですよね。これが行動するためのエネルギーになる。
だから(時と場合によりますが)自分のダメなエピソードや体験を交えて人を動かすというのも、すごく有効だと思っているんです。
俺が自分の「ダメで」「未熟で」「どうしようもない」ところを話すのも、そういう観点で希望を持ってくれたり「やってみよう」と思えたりする人が出てきたらいいと思っているからです。
「すごい人」と思われるより「コイツどうしようもないけれども、この人にできるなら私も」と思ってもらえることが、俺の一つの役割だと思っています。
これからも、そういう立ち位置で仕事をしていきたいなと思っています。
〆DJヒロ